本ウェビナーでは、2016年6月29日に世界同時リリースのSTAR-CCM+
v11.04の新機能情報について、下記の機能を中心にご紹介いたします。
最新バージョンv11.04では、v11のテーマである“Discover Better Designs.
Faster.”を踏襲し、主として以下の機能追加・機能改良を行っています。
・3D-CADにおける参照ジオメトリ
3次元CADモデルのための参照ジオメトリ(点、軸、面等)を作成し、そこから
様々なエンティティを作成することができます。
・自動時間ステップ
非定常解析において、クーラン数をベースとした自動時間ステップの設定が可
能になります。
・ラグランジェ粒子の溶け込みモデル
ラグランジェ相として設定した粒子がVOF相(液体)に溶け込んでいくような
設定が可能になります。
・定常液膜モデル
これまで非定常でしか実施できなかった液膜モデルが定常解析でも実施可能に
なります。
・積層シェルモデリング
これまで単一の物性のみでモデル化されていたシェル熱伝導に対して、積層構
造を考慮できるようになります。
・有限要素法磁場解析
これまで懸案であった強磁性体を含む磁場解析が本機能で実現可能になります。
現状は静解析だけですが、今後拡大していく計画になっています。
・アジョイントソルバーの評価関数拡大
表面積分や体積積分の値を感度として、アジョイント法での評価が可能になり
ます。さらに表面感度確認時に、解の平滑化を行い局所的な感度の卓越を抑え
ることができるようになります。
・simhファイルへの派生パーツ追加
これまで実施できていなかったsimhファイルへの任意派生パーツ(断面、等値
面等)入力ができるようになります